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■    『理想の所長とは』 物流現場のリーダーシップ
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▼あいまいな事を具体的に指図できること


●リーダーは<RIGHT>と<LIGHT>が分からなくてはいけない

絶対的なことより、微妙で間違えやすいことの判断を明確にできること。
RIGHT が、いつもの正しい方法なのか、ただの右を意味することなのかは、
フォロワに考えさせてはいけない。「いつもの方法」か「右」と指図することが
リーダーの役目。誤出荷のあとの「満足していない」顧客が「不満足」に変わり
そうな場面で、詫び状1枚を同封できるか、再発を防止するために「重要検品得意先」
と掲示して指図が出来るかどうか。分かれ目ですね。

●具体的な指示命令が、出せること

「いつも言ってるじゃないか!」「言わなくても分かるだろ!」「何回繰り返す
んだ!」子供に嫌われる父親像の代表例です。先を予見して、今言わなくてはな
らないこと、再確認させておくべき事、嫌われてもあえて口出すこと を躊躇しない
が秘訣です。
事故が起きてしまっては、元も子もない。自己反省を誰よりも早く、日々行えること
が鍛錬と訓練を積んだ証拠です。

 古くは帝国海軍で利用された自己反省の極みとして、「五省」があります。
正しくは、自己を振り返るための慣用句です。時代を超えて使えますが、気をつけてね

 一、至誠にもとるなかりしか(人に対して、誠実に過ごしたか)
 一、言行に恥じるなかりしか(言行一致だったよね)
 一、気力に欠くるなかりしか(やる気は十分だったよね)
 一、努力にうらみなかりしか(一生懸命でしたか)
 一、無精にわたるなかりしか(きちんとしてましたか)

 およそ日本の青年将校たちが、毎夜問答しながら過ごしていたことを覚えれば、
人の上に立つリーダーとしては、日々の反省なくして尊敬と帰属意識を得られません

▼いつも、プロを自覚できること

●物流サービスを提供するプロの自覚として

物流サービスを利用しようとしているユーザーにとりまして、「そんなことまで
してくれるのか!」という感動の提供が最終目的でありましょう。
 海とか山とか国際国内などすべての”総合”物流活動をコントロールすることが、
ビジネスの使命でありましょうが、「客はわがまま」であり続けますので、貴社
が提供したとたんに競合の追従を受けることは必死です。同じようなサービスはどの
社でも提供し始めると考えた方が無難です。そこで、荷主を固定ファンにするために
は、しかも、提供料金競争、提供サービスの疲弊を防ぐには。
ユーザー物流問題の総合・連続解決策を中期的に提供しなくてはなりません。
自分の現場はどうなっているか?

1.コンセプト、2.運営プロセスの明確化、そして3.実績の積み上げ
これらが常に更新されていることが望まれます。

●他社と競争するためのリーダー

1.競合との優越的な差別化を継続して打ち出せる対応力(変化への柔軟性)
 他社がするなら、安く、早く、正確に、安心して任せられるしくみに変えていく

2.顧客満足の継続的な維持および向上
 「不満客」の解消は当然として、「満足していない客」へのフォローアップが
 重要ですね。会うのが一番、電話は二番。定期訪問が最も大切です。
 「満足客」には、次期リーダーに担当させて営業力の研修も兼ねさせましょう。

3.従事される担当社員満足の継続
 リーダーは率先者であると同時に管理者でなければなりません。マネージャー
 はデスクワークでなく、現場の現地の人を見ること。Management By Walking Around
 『現場を歩き回る管理』が最高なので、毎日すべての人と現場を見なくてはなり
 ません。見れば、診ることができます。疲れや志気の低下は感じるもの。

●勝つための施策 

競合、顧客、自社の満足指標を持つ、もしくは構築することが勝敗の岐路となると感
じています。計量化できることにより、管理統制可能となり、昨日と本日の成長を把
握できますし、「変化対応力」としてのなすべき課題も明確になります。
物流は不確実性の連続 でありますから、安定したステージは存在できません
必要なのは継続的な問題解決能力であって、顧客も市場も競合も変化し続けるこ
とが確実ですから、柔軟な変化対応力 と言い切れると思います。
それがあるかどうかは、3つの指標のバランス維持で代表されるはずです。

●営業活動としてのリーダー職務

あなたの現場が携わっているかはどうかは別としても、荷主に対しての一貫物流
を行っていく上での、望ましい組織形態及び人材育成、評価形態は?

社内に発生するすべての情報を連続的に処理できる組織とは、1顧客1部隊が最
高です。日通の脅威は、28部長制度という組織改革によって「商社部長」がすべて
の商社取り扱いの商材物流現場と顧客窓口を兼ねることにより、物流サービスのワンス
トップショッピングを「可能にしよう」という宣言をしているところにあります。

人材育成は業界、商材に特化されたプロ集団を目指すべきでありましょうし、評
価は顧客からの満足度が給与や職制に等しくなることが理想的と思います。(現実的に
は段階的でありましょう)

 特定顧客のドアツードア物流サービスを提供するためには、商流の業務知識と業界知
 識を獲得することが顧客の囲い込みと競合の圧倒的な競争優位になります。
 組織論、教育論の構成は可能と思います パートナー とは、同じ価値観、同じ言語
 を持つことから生まれる相互依存であって、互いに独立の不可欠な関係ではない
 でしょうか。

そのことによるコスト増加(教育、ノウハウ取得、組織体制)が競合優位となり
得ない料金となるかどうかは、ひたすら「顧客から見てリーズナブル」であることによ
り、継続的にも受託できるはずです。競合との短期的な競争は、そのような顧客と継
続的な取引を維持すべきかどうかという政策課題と考えます。相互依存関係を維持しよ
うとする顧客と、ただひたすらコスト競争を繰り返すことは賢明ではないですよね。

▼リーダーの取るべき姿勢と信条


●リーダーの行動姿勢
 成長発展、継続的な安定を願い体質改善を試みることは、ヒトで例えれば「幸
運」を願うことと似ています。
運を変えるには、良くないと感じたことを改めようと願うことだけが、絶対に必
要です

  習慣を変えること
  癖をなくすこと
  行動を変えること
  決定をもう一度、見直すこと
  瞬間の心がけを変えること
  日々反省すること そして、明日は変わると誓うこと
  それが、運を変える秘訣であるし、それしかない

 と考えられます。日々の変革こそ目指すべきもので、注意事項の連絡や反省だ
けでは明日を築くことはできません。

 成功のSUCCESSセオリー

Select your goal:目標を明確に描く
Unlock your negative thinking:否定的な考え方を捨てる
Chart your cource:進み方、シナリオを具体的にする
Commit yourself:専念する
Expert problems and difficulties:果敢な挑戦を
Sacrifice yourself:ある程度の自己犠牲
Stick wwith it:最後までやる

 いわば一生懸命するにも、手法があるということですね。空回りしないで、回
りを抱き込みながら専念することが、リーダーの姿勢だと思います。頭脳よりも要
領、気力手法の活用が生かされる職業です。

■文責:花房陵