設立の目的
生産拠点のグローバル化と物流コスト圧縮傾向により、国内の物流事業者の前途は暗く、高度情報化社会に対応した経営の合理化も遅れがちであり、効率追究の限界を余儀なくされています。
経営の目的は規模の拡大にありますが、物流ニーズの多様化には自社だけでは解決できない大きな課題となっています。厳しい経営環境下にある私たち6社は平成11年より新たなビジネスの切り口を求めて研究を続けて参りました。
この成果をもって各社のノウハウを結実させ、固有の物流ファンクション(機能と資産)を一つの窓口で自由に利用できるしくみ:ブランチデポ事業を開発 いたしました。
ITを利用した複数倉庫一元管理、単一伝票を利用した輸配送手配、ネットを使っての物流情報照会と指図登録、物流不動産情報検索などの総合物流サービスを提供することが可能となるものです。
大手総合物流事業者にも匹敵するサービスを、24時間365日ローコスト運営できる体制をより強固とするため、平成14年8月協同組合を設立するに至りまし た。
物流不動産協同組合は、私たち6社の物流サービス共同受注事業を中心に、 研究開発、教育情報、福利厚生等の各種事業を行いながら、多様化する物流ニーズ の提供と組合員企業の経営の合理化と効率の促進を図って参りたいと存じます。